Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

学校は挑戦の場:中学校説明会

2018.05.27

校長室から

中学校説明会を実施しました。

小学生、保護者の皆さんに学校の教育方針について話をしました。
ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました。

校長の話から

「学校は挑戦の場」その機会をどれだけたくさん子供たちに提供できるかを学校は問われています。

今日も、ダンス部の生徒たちが、プロの振付師さんの指導でダンスの訓練をしています。自分の思いや感性をダンスに出すのはとても難しく、生徒たちは泣きながらレッスンを受けていますが、この挑戦がきっとこれからの学生生活への取り組みを大きく変えていくきっかけとなるでしょう。未知の世界に挑戦するのは(うまくいかないかもしれない、できないかもしれない、やったことがないという)とても勇気のいることですが、それがあってこそ今の自分から一歩抜け出して成長できる機会になります。

学習も挑戦、行事も挑戦、部活動も挑戦その挑戦を続けることで生徒たちは成長していきます。ただし、挑戦するためには挑戦するための力を学校の教育活動の中でしっかりつける必要があります。

今年夏から中学3年生の3人が1年間、インドネシアとメキシコに海外留学します。これも挑戦。他にもカナダ、アメリカ、ドイツ。ロータリークラブの交換留学や私費留学。自分に合わせた方法で海外の生活にチャレンジしていきます。(高校入試のない中高一貫校ならではです)先日行われた、ロータリークラブの事前研修最終日の閉校式での生徒のスピーチをお聞かせします。中1中2と過ごしたほぼ2年間と1年間のロータリーの研修で生徒の大きく成長した様子がわかります。

(スピーチ)

そのほかにも、作文に挑戦する生徒(読売新聞の投稿欄に中1生がもう3人も掲載していただいています)、学校行事に実行委員として挑戦する生徒がいつも生徒たちの中にいる。そんな学校が価値のある学校だと考えています。いろいろなことにチャレンジする気持ちのある生徒のために、いくつかの新しい入試を実施しています。プログラミング入試やプレゼンテーション入試はその一つです。

今年度プログラミング入試で入学してきた生徒たちに6月からやってくるPepperのプログラミングをやってもらおうと相談しています。プログラミング入試で入学した生徒たちが核になったプログラミング集団が、Pepperを育てていくのが楽しみです。理系といっても、医療看護系の志望者が多いですが、私のもう一つの望みはIT女子集団を育てて、世界で活躍するプロフェショナルにすることです。大妻嵐山出身の女性エンジニアが世界のIT業界で活躍する時代が来る!・・・すばらしい。

また、プレゼンテーション入試で入学した生徒は、生徒会役員として活動を始めています。スポーツの得意な生徒、学習が得意な生徒、英語が得意な生徒・・・いろいろな得意を持った生徒がその力を発揮するとともに、それを素晴らしいと思って、同じようになろうと挑戦する生徒たちの集団がクラスの中に育ち、多様な力を持つ生徒が一緒に生活するクラスの中にいることで、互いに尊敬し合う気持ちが育っています。

中学校入試に挑戦できることをチャンスにして、どんな時代がきても、いろいろな価値観、文化の人たちと協働するための力を獲得しましょう。

「知ること、考えること、行動すること」のできる人になるために。

追加

帰国生や特に英語の得意な生徒の力を落とさないために、大妻嵐山では、英語の時間に特別取り出し授業を実施しています。ネィティヴ、自ら帰国生だった日本人英語教師による特別プログラムによる授業と、体験、大妻女子大学国際センターの服部先生によるカウンセリングなどにより、すでに身についた語学力を維持するだけでなく、伸ばしていく目標を立てて教材選び、カリキュラム作成しています。

*多様な入試の紹介は次のメッセージで紹介します。