Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

中1・高1「学習スタート合宿」最初の一歩を踏み出す

2019.04.11

授業紹介

4月10日(水)~ 4月11日(木)
中1・高1年生は「スタート合宿」を実施。宿泊は、本校から10分ほど歩いたところにある「国立女性教育会館(NWEC)」

この合宿の目的は、

  • 共同生活を通じて相互理解を深める機会を得ること
  • 学びあうことを学ぶこと
  • メモを取ること

この3点を目標とし、食事の準備や後片付けから就寝の準備まで生徒が協力して行い、すべての活動が人間関係構築のためのアクティビティとなります。
開講式の校長先生の話は、『今は新入生として丁寧な扱いをされていますが、合宿後は心配いりません。私たちなら大丈夫です。という成長した姿を見せてください。』とありましたね。短い合宿期間ではありましたが、そのような姿になれたでしょうか?自分の中でスタート合宿を『する前』と『終えた後』で比べてみましょう。

学習スタート合宿 初日

午前

開講式や、学校の生活・学習の仕方、進路について学びました、皆、緊張した顔で真剣にメモを取りました。
先生がなぜ英語を学習するのか、数学を学習する意図は何なのか、様々な例を出しながら生徒たちに説明をしました。

午後

校歌練習

嵐翠ホールで中学・高校合同で校歌を練習しました。
最初は、小さな声で歌っていた校歌も、1時間後には皆見事に歌えるようになりました。

大妻精神について

大妻精神の講座では、コタカ先生の教えと共に、刺し子を作りました。うまくいかず悪戦苦闘している生徒もいましたが、できる子がフォローし、皆しっかりと作品が完成しました。

学習スタート合宿 二日目

午前

校長先生の授業(学び合うことを学ぶ)

この授業は中学・高校の合同で行い、学校長が入学式の時に読み上げた式辞を1語1句書き、協力し合い、全員が完璧に清書するというものです。学校長は通常の速さで読み上げ、生徒たちは必死になってメモを取ります。でもこの授業はメモを取ることだけが目的ではありません。

大妻嵐山が学校のコンセプトとしている、一人も取り残さない人類に幸福をもたらす発展どのようにすれば全員が完成できるのか?を皆で考え、協力することの大切さを学びます。各クラスの代表委員がリーダーシップを発揮し、メモが取れていない人をフォローし協力し合います。
短い時間でしたが、学校長から大切なメッセージを受け取ったことが、生徒の顔から伝わってきました。

6年後・3年後の自分への手紙を書く

中学生は各教室で、高校生は嵐翠ホールでそれぞれ自分への手紙を書きました。
中学生は6年後、高校生は3年後どのような女性になっていたいのか、将来の自分に思いを馳せながら、自分宛てに「手紙」を書きます。将来をしっかり考えることで、自分がどのような学校生活を送れば良いのか見えてきたと思います。手紙は事務室で大切に保管しています。

閉講式

各学年主任から、新しい学校生活への激励の言葉

中学1学年主任より

皆さん合宿は楽しかったですか?皆さんの晴れた表情を見るととても充実した二日間だったのではないでしょうか。大妻コタカ先生の言葉の中で『ほめあいたい』という言葉があります。心で感謝しても、なかなか『ほめる』というのが照れくさくて、口に出せないことが多いと思います。素直に自然にほめあうようになれたら、どんなに素晴らしいことだと思いませんか。明日からスタートしますが、ぜひほめあっていきましょう。

高校1学年主任より

皆さん合宿お疲れ様でした。合宿は充実したかな?大妻コタカ先生の言葉で恥を知れという言葉がありますね。この言葉をつき詰めていくと感謝になると思います。合宿を終えて、今誰に感謝を伝えたいですか?分からないこと、できなかったことを助けてくれた友達?今まで知らなかったことを教えてくれた先生?ご飯を作ってくれた調理師の方?挙げたらキリがありませんね。これからさまざまなイベントがあります。イベントが終わってから振り返るととても良いと思います。いろいろな人に支えられていることが実感できると思います。
皆さんはここからが本当のスタートです。毎日成長していく姿を楽しみにしています。また明日から頑張っていきましょう!

一泊二日の宿泊で一緒に活動し、生徒一人一人が、これができるようになったという自信をつけ、さらに自分あての「6年後・3年後の自分への手紙」で将来の夢に向かう道筋が立てられ、充実したスタート合宿になりました。