Global Eco-Science School 世界につながる 科学する心、表現する力

Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

自立した学習者になるために:新入生ガイダンス・修了式

2018.04.01

校長室から

4月1日(日)高等学校、中学校新入生ガイダンスを実施しました。本日のガイダンスはこれから始まる学校生活について十分な準備をするための情報提供が大きな目的です。

その中で、学校生活の大部分を占める、学習活動について、進路学習指導部の主任が伝えてくれた「学習に向かう力:自習力の大切さ」について骨子を紹介します。自立した学習者となるために、自分の学習を振り返りましょう。

この内容は、平成29年度修了式の時に、在校生に伝えた内容でもあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

高校生へ

自立した学習者となるために・・・学習に向かう力:自習力の大切さ

1 自習力の向上が学力を伸ばす。自習力向上とは、自分に合った学習方法を追究することである。

中学の勉強と高校の勉強はまるで違う、言われたことをやる受け身の勉強ではなく、自分を伸ばすためにどうすれば良いか、自分で判断出来る力が必要だ。自分の勉強をより合理的に行ってゆく能力を高める必要がある。上手に自学自習出来る者が実力を伸ばす。

良い自学自習は一番効果的な学習方法だが、非常に高度な作業であり、容易には身につけられない。

最初は辛くても自分の勉強スタイルを身につけて行けば、学力向上に大きな力を発揮する。

受身の勉強に慣れてしまっていると、高校3年になって受験勉強に対応できない。

2 自学自習の方法

① 自分の弱点を把握しているか?

定期考査、模試等を受けたら必ず出来なかった所を反省し、自分の弱点を把握する。

② やるべきことの優先順位を付けられるか?

沢山ある弱点の中で克服すべき事に優先順位を付ける。

例 英語(1 長文読解 2 文法 3 語彙)

数学(1 二次方程式 2 確率と場合3 ベクトル)

国語(1 漢文 2 評論読解 3 古典文法)

③ 学習計画を立てられるか?

どの科目の何処をやるか。科目を学習する順番、時間配分。

例 毎日、授業の予習80分(大凡、英語30分、数学30分、国語20分)

復習40分(分からなかったこと中心に)

授業の予復習以外30分(当面は英語の長文)

土日、英語長文30分、英文法40分、二次方程式1時間、確率40分、

漢文40分、評論読解1時間、古典文法30分を行う。

④ 教材を選べるか?

例 遅れ気味なので、教科書の基礎の部分に集中する。易しい参考書や問題集を使ってみる、等

⑤ 国語の学力の問題

国語の学力の基本は文章読解力であり、それはほぼ読書量に比例する。

読書をしなければ国語の学力は付かない。塾・予備校に通うよりも読書をしよう。

 成績が伸長する生徒の特徴

①  学習習慣が確立している。学習時間を十分確保している。

② 部活動と学習を両立させている。学習に対する意欲が高い。

③ 復習をきちんと行う。定期試験の復習も行っている。学習方法を工夫している。

④ 丸暗記の詰め込みではなく、理解を優先させた学習を行っている。

⑤ 読書習慣がある。

4 悪いパターン

① 自学自習の習慣が無く自分ではできないので、とにかく学習塾に通う。しかし自分の何処に問題があるかという現状把握が不十分なため、勉強の効率が上がらない。

② 不安が強く塾を沢山予約し、自分の勉強時間がとれなくなってしまう。また、基礎が身に付いてないのにあれこれやって何も身に付かない。

③ 塾・予備校の強み、デメリット

・ 受験に関する情報、ノウハウの提供

・ 志望校に絞り込んだ受験対策、学習方法の提示

・ 緊迫した学習環境、自習室も利用できる

・自分で計画する学習時間の減少。これが一番大きいデメリットだ。

・塾頼りで、いつまでも自学自習が身に付かない。誰かに指導を受けないと勉強来ない体質になってしまう。

・自分の実力に合っていない場合は時間の無駄。10分で分かることに1時間かけているかもしれないし、難しくてやっていることが分からないのも困る。

・やることが多くなりすぎて、やりきれなくなってしまう場合。学校と予備校の予習で自宅学習が終わってしまう人もいる。

・通っていることで安心してしまう場合。