Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

成長する学校

学び続ける生徒×学び続ける先生=
成長し続ける学校

  • 大学入試制度のこれから
  • 授業改善のヒント
  • 小論文指導の秘訣
  • 教育相談の手法
  • 生活指導の実際
  • 保護者対応のポイント
  • RST結果の活用

教員研修「学び続ける!」

教員は、授業での学習指導を中心としながらも実に多くの仕事を行っています。それぞれの場面をとおして、生徒の成長のために、自らも学び続けています。教育基本法の「法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。」という規定を待つまでもなく、大妻嵐山の先生は、学び続けています。

大学入試制度のこれから

・ベネッセコーポレーション講師 畑林大樹氏を招聘
・2023年度入試概況について、各大学の一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜の割合、本校の志望校の推移など豊富なデータに基づく分析結果を示していただきました。さらに、2024年度以降の新教育課程に対応した大学入試の動向を踏まえ、本校生の実情に即した提言をいただきました。

授業改善のヒント

・聖ドミニコ学園カリキュラムマネージャー 石川一郎氏を招聘
・これから求められる新しい授業の方向性について、外部講師から視野が広がる講演を聞きました。「2030年の職員室は?」を考えることで、これからの教育に必要なことを予め想像することができました。また「変化する大学入試」をはじめとして、ブルームのタキソノミー、SDGs考察、WELL-BEING、PBL、グローバル教育とSTEAM教育など様々な面から示唆に富むお話をいただきました。

小論文指導の秘訣:
Gakken講師 本間裕子氏を招聘

・学校推薦型選抜、総合型選抜でますます重要性が増す小論文指導の実際について、外部講師による実践型研修を行いました。生徒が書いた小論文を指導する際に重要な事柄について具体的にご教示いただきました。「テーマ型小論文」、「課題文型小論文」、「資料型小論文」及び最近多い課題文と資料の複合型など、豊富な例を挙げていただきました。さらに、志望理由書の「直しの最重要ポイント」についても実践的に教えていただきました。

教育相談の手法

・本校スクールカウンセラー&特別支援員
・一人一人の生徒の個性や環境、家族関係を踏まえた生徒理解とそれに基づくチームでの対応について、「アタッチメント(愛着)」をキーワードに研修を行いました。前半は、埼玉県特別支援教育推進専門員でもある本校特別支援員の藤村英一郎氏が「愛着障害と発達障害」をテーマにした講演を行いました。それを受け、後半では、本校スクールカウンセラーの神尾通明氏が「愛着不安と発達特性を抱えるケースについて」と題してケース研究を行いました。

生活指導の実際

・本校アドバイザー
・あいさつ指導の現状と今後の取組について、情報・意見交換を行いました。今後のあいさつ指導に向けて、「①教員同士、教員からの返礼等しっかりと行う、②授業開始のあいさつの徹底を図る、③生徒会に呼び掛け、あいさつ運動を活発化する」ことが提言されました。その後2学期には、生徒会生徒主催の登校時あいさつ運動が展開されました。

保護者対応のポイント

・コアネット教育総合研究所講師 熱海康太氏を招聘
・教職員として配慮すべきことや保護者の本質的なニーズを把握するためのポイントなどについて、外部講師によるロールプレイング形式の研修を行いました。参加した教員からは「保護者対応について、様々なケースを知ることができ、今後の対応の参考になった。相手の気持ちに添うことが大事であることと、本当に解決してほしいことを聞いて、その解決策を一緒に考えていくことの大事さを改めて認識することができた。」などの声が寄せられました。

リーディングスキルテスト結果の活用

・国立情報学研究所の新井紀子氏が開発したRST(リーディングスキルテスト)導入の2年目に当たり、生徒の読解力を高める授業について研修を行いました。今回は、RSTの6分野7項目のうち、どの学年ではどこに重点を置くかを各教科で話し合い、日常の授業に活用する方法を考えました。

<参考:RSTが図る6分野7項目>
①係り受け解析 ②照応解決 ③同義文判定 ④推論 ⑤イメージ同定 ⑥具体例同定(辞書)・具体例同定(理数)