沖縄修学旅行最終日は、くもり時により小雨でスタート。ただ気温は25℃あり、歩くと汗ばんできました。
最終日は、まず首里城見学から始まりました。一日目では悲しい戦争の歴史を学びましたが、それ以前の琉球の歴史を学び、「琉球王国」が歩んできた歴史の重みを感じることができました。「琉球王国の王女になった気持ちで」とはバスガイドさんの言葉ですが、豪華絢爛な備品等を見ていると、気持ちも高ぶりました。今は工事期間中だったのですが、それはそれでまた貴重な体験だったと思います。
またバスの中では「嘉手納基地」を通りながら、今の沖縄が直面している問題についても考える機会を得ました。基地問題はニュース等で見聞きするけど、やはり実際に基地を見ると自分達が知っている情報はほんの一部に過ぎないと感じたようです。「自分達の身近に米軍基地があったら」の問いには言葉が出ませんでした。生徒達が自分達の問題として沖縄の基地問題について考えるきっかけとなったように思います。
最後は、国際通り班別行動でした。それぞれの生徒達が最後の沖縄を満喫していました。
この四日間、生徒達は様々な場面で成長を見せてくれました。そして、この修学旅行が無事に終えられたのは、添乗員さん、看護師さん、沖縄でお世話になった方々、そして修学旅行に参加させて下さった保護者の方々のおかげであることも理解しています。「感謝」の気持ちを忘れずに、これからも成長し続けてほしいと願っています。
最後に、生徒の感想の一部を載せて終わります。
「この修学旅行はいつもの旅行とは違い、学びや体験がたくさんできて良かったです。 まだ帰りたくない気持ちでいっぱいですが、これからはたくさん勉強して、大学に合格して、また沖縄に来たいです。」
「初めての沖縄で、初めてあれほどの美しい海を見、初めて沖縄戦のことを肌で感じて…というように初めてづくしの四日間でとても充実していました。この修学旅行が終わったら受験0学期が始まります。いつまでも旅行気分ではなくきっちりと切り替えて、火曜日からはしっかり目標をもって頑張りたいです。」
「一番印象に残ったのはひめゆりの塔です。改めて戦争の悲惨さを知り、風化させてはいけないと思いました。それと共に勉強ややりたいことができる今に感謝できるようになりました。そして将来について、多くの人の命を助けることができる看護師になりたいと更に思うようになりました。」
>高2沖縄修学旅行1日目の様子
>高2沖縄修学旅行2日目の様子
>高2沖縄修学旅行3日目の様子