Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

理科3作品すべて全国大会(第66回日本学生科学賞)進出決定!

第73回埼玉県科学教育振興展覧会 (日本学生科学賞地区展兼全国高等学校総合文化祭代表選考会) の2次審査 (県大会)が10月21日(金)に行われ、本校からの3作品がすべて上位入賞を果たし、第66回日本学生科学賞(全国大会)へ進出することが決定しました。

全国大会へは、埼玉県から6作品が出品されますが、本校がそのうちの3作品を占めました。以下、研究内容と生徒のコメントをそれぞれ紹介します。

■ 議会議長賞 (県2位)
高校2年 藤野 美沙希
「界面活性剤を用いたパラジウムめっき」

【研究内容】グルコース(ブドウ糖)燃料電池の電極にパラジウムという金属をめっきする際に、めっき液に界面活性剤を加えると、電池の性能が向上することを発見しました。

【コメント】私は燃料電池の性能向上を目指して研究を行い、議会議長賞を受賞することができました。予想を覆す驚きの実験結果が得られ、とても貴重な経験をすることができました。今後は、今回の研究での不明点を解明していきたいと考えています。

 

■ 教育長賞 (県3位)
高校2年 みつばちLABO(山下 麻梨、関根 ひかり、荻原 蒼)
「セイヨウミツバチの花粉荷とシロツメクサの蛍光の観察」

【研究内容】ミツバチが集めた花粉の種類が同じであっても、花粉荷(花粉団子)が白色や黄色、橙色など、様々な色になることを発見しました。

【コメント】本校でのミツバチの養蜂に参加したことをきっかけにミツバチについて興味が湧き、研究したところ、多くの発見をすることができました。 気が遠くなるような操作も度々ありましたが、やり遂げることができ、良かったです。 今後も全国大会に向けて頑張っていきます!

 

■ 優秀賞 (県4位)
高校2年 奥 千恵子
「オゾンの生成とその利用」

【研究内容】室温において鉛を電極にして硫酸水溶液に電気を流すことで、簡単にオゾンを発生させる方法を確立しました。さらに、簡単なオゾンの確認方法を開発しました。

【コメント】私はオゾンの発生についての論文を書かせていただきました。鈴木先生のご指導のおかげで、優秀賞を受賞することができました。今後の意気込みとしては、さらにオゾンへの興味を全国の中高生に持ってもらいたいと思っています。