Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

2024年度オーストラリア語学研修(現地レポート)

3月13日(木)

今日からいよいよ授業開始です。図書館の前でバディと別れたら、まずはESL(第二言語としての英語)のクラスから。日本が大好きなJo先生の楽しい話を少しでも多く理解しようと、顔を上げて一生懸命聞く姿が印象的でした。

ESLの授業を3時間受けた後は、日本語の授業を2時間体験しました。勿論、ここでは嵐山生は先生役です。一緒に日本語すごろくをしたり、ひらがなの練習をしたりしながら、オールハロウズの生徒たちの日本語学習をサポートしました。

モーニングティーやランチも学校で食べるのは初めてでしたが、どの時間にも生徒たちはオールハロウズの生徒たちに囲まれて、とても楽しそうに過ごしていました。

感想からも驚きと楽しさが伝わってきます。

生徒の感想から

<授業の感想>
・チャイムの音が小さいのにみんなすぐに気づいて一斉に教室を出ていたため、廊下がすごく混雑して驚いた。
・チャイムが鳴って授業が始まっているのに、授業に遅れて教室に入る生徒がいても先生も何も言わなくて驚いた。
・いろんな人が次から次へと自己紹介をしてくれるから誰が誰なのか、顔もままならない状態だった(笑)。
・日本語のクラスの生徒たちは、みんな結構日本語を話すことができて、すごいなって思った。
・バディのクラスでイタリア語の授業を受けたが壁にはフランスの国旗があったり、授業内の会話はほとんど英語だったりして面白かった。

<授業以外の感想>
・どこの家にもベジマイトとティムタムはある!日本だと、お茶と冬のみかん?
・鳥の落とし物があっても乾いていたら気にしない(驚!)
・木の下に座って食べる時に、邪魔な葉っぱを自前のハサミで切っていて衝撃だった。
・すごく話しかけてくれて嬉しいけど一斉に3人以上が質問してきて1人も聞き取れなかった(笑)

ESLの授業にて。始めは緊張と真剣さで険しい表情も伺えます。

3月12日(水)

今日はバディと登校したあと、市内観光に出かけました。中庭で点呼と健康観察を済ませたら、ブリスベンの街を見渡せるマウントクーサへ。綺麗な景色を眺めながら、ホストファミリーが持たせてくれたスナックでモーニングティーをしてから、ブリスベンの文化の中心地、サウスバンクを散策。午後はブリスベンがあるクイーンズランド州の議事堂の内部をガイドさんに案内して貰いました。 ホームステイもトラブルはなく、ホストファミリーからは素晴らしい生徒に来てもらって嬉しい、というお話も頂きました。

今朝は早くから登校し、集合前にバディやその友達と楽しくおしゃべりをして来た生徒もいて頼もしい限りです。バスの中では昨日までの移動の疲れを見せることもありましたが、散策や見学の際には一生懸命話を聞きながら写真を撮る姿が印象的でした。

生徒の感想から

マウントクーサへ向かう途中で雨が降り景色が心配でしたが、到着する頃には無事晴れて綺麗な眺めを楽しめました。高い場所からビル群を見下ろし、豊かな緑の中で自然も感じました。サウスバンクではお昼にフィッシュアンドチップスを食べ、キーホルダーやブレスレットを購入しました。クイーンズランド州議事堂では歴史を学び、議員の方と写真を撮ったり会議室を見学したりと貴重な体験ができました。明日からの授業も頑張ります!

2日目はブリスベンの観光でした。もともと行く予定だった国立公園にはサイクロンの影響で行くことができませんでしたが、綺麗な景色を見たり、日本ではあまり見ない鳥やウォータードラゴンに会うことができました。そして、クイーンズランド州議事堂のツアーにも参加しました。建物を見学し、クイーンズランド州だけでなくオーストラリアとアボリジニの歴史、アボリジニと白人の共生についても学ぶことができました。今日学習したことをアボリジニ先住民学習に活かしたいです。

マウントクーサにてブリスベンの街を背景に

サウスバンクにて

クイーンズランド州野党副党首、キャメロン・ディックさんと一緒に州議事堂内部で

3月11日(火)

サイクロンによる延期、当日も2時間のディレイ、乗り継ぎ便の取り直し、さらには乗り換え地点での空港も混雑で、月曜日の16:30の集合からおよそ22時間後の現地時間火曜日15:30に、ようやくオールハロウズに到着しました。

飛行機から見たブリスベン市内は、やはり川の水嵩が増して、建物や樹々のすぐ近くまで水があるのよく見えましたが、市内は今日見た中では大きな混乱や障害物もなく、ホストファミリーも皆さんほぼ予定通り引き受けてくださっています。

学校では現地のスタッフの方から簡単に明日の予定を確認していただいた後、いよいよバディと対面。疲れと不安と期待の入り混じった表情で、一人一人ホストファミリーと学校を後にしました。

生徒の感想から

度重なるスケジュール変更により、1日が慌ただしく過ぎていったような気がします。
ホストファミリーとの対面の前には、オーストラリアに関する生きた情報を吸収し、更にホームステイにおける心構え等を再度学ぶことができました。そして、緊張しながらもホストファミリーとコミュニケーションを取り、交流を深めることができたと感じています。
感謝の気持ちを忘れず、充実した研修になるよう努めたいと思います。

 

3月10日(月)

オーストラリア東海岸を直撃したサイクロンの影響で出発が4日延期されましたが、10日(月)、無事成田を出発することが出来ました。

成田に着いてからもフライトが2時間遅延ということでトラブル続きですが、慌てる生徒もなく、冷静に対応出来ていました。

これからメルボルンを経由して明日の午後、ブリスベンに到着です。

サイクロンの混乱の中、受け入れて下さる学校やホストファミリーに感謝して、充実した研修にしたいと思います。