Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

シンガポール修学旅行・現地レポート(高校2年)

5日目

日本時間7時25分に成田国際空港へ。
8時前には、無事に解散できました。

修学旅行という名の旅行が最後になるであろう生徒たちには、「普段あまり話さない仲間とも交流し、お互いの視野を広めよう」というミッションも課しました。食事の際の座席など、自分が思うような席ではなくても、融通を利かせて行動することができ、たくさんの成長を実感できた5日間でした。

この旅行を支えてくださった、保護者様をはじめ全ての方々に感謝申し上げます。

以下は、3日目~最終日の生徒のコメントです。

・大学ではシンガポールの歴史や食文化について学びました。特に印象に残ったのは、シンガポールでは収入など関係なくみんなが教育を受けられるようにしていることです。私たちの班はSDGsで教育を調べているので勉強になりました。また、昼と夜と、フードコートとホーカーセンターで自分の食べたいものを食べる方式だったので、注文の際に店員さんと英語で会話をする機会が多かったです。いざ、実践すると何て言うのかわからないことがあったので、今夜調べて、明日は困らないように頑張ります!ホッケンミーが美味しかったです。

・大学の授業では、シンガポールについてたくさんのことを学べて楽しかったです。私は特にシングリッシュが難しいと感じました。言葉の響きは可愛いらしいので、日常で使いたいと思いました。英語での講義に初めは心配でしたが、スライドがあったので、内容を大まかですが、把握できてよかったです。途中で観光客に写真を頼まれましたが、無事対応することができました。意外と簡単な英語でも通じることがわかりました。

・今日は初めて自分でオーダーをしましたが、自分の下手な英語が通じて嬉しかったです。午前中は大学でグループ活動などをしましたが、積極的に活動に参加することができ、修学旅行を通じて、自分自身が成長したと感じました。午後には念願のマリーナベイ・サンズや植物園にいくことができたので、とても満足です。写真で見た景色と同じ景色が目の前に広がっていて感動しました。今日で修学旅行の日数が半分経過したことを知り、驚きました。今日前の3日間が楽しく、充実していたので、あっという間に感じられました。残りの日数も、嵐山生としての自覚を持って行動し、無事に日本に帰りたいです。

・大学の講義は理解するのが難しかった大宇が、友達とディスカッションをして、プレゼンテーションを完成させることができました。植物園は普段、植物に触れることがなく、こうしてシンガポールに来て触れることができよかったです。現地のご飯を食べて、自分で注文して言葉が通じたので安心しました。バスの内外で、ガイドさんからたくさんのお話を聞いて、シンガポールの街並みや生活をしている人々などシンガポールのことについてたくさん知ることができ、楽しかったです。

・今日はたくさん歩いたから疲れたけど、展望台の景色や植物園で見る植物は、日本で見るものとは違っていて面白かったです。帰るのが悲しいです。

・大学で勉強してとても楽しかったです。たくさんの食べ物と出会い、日本食が恋しくなりました。

・大学の中に地下鉄の駅があることに驚いた。今日のお昼は久しぶりに日本食を食べた。日本に帰りたくなった。夜はラクサを食べた。最初は微妙だったけど、食べているうちにクセになる味わいになっていった。

・大学でのプレゼンテーションは事前に準備がなかったから大変だったけど、周りの人と協力をして、全員が発言をし、プレゼンができました。積極的に意見を出して取り組めたのでとてもよかったです。植物園は暑くて、とても疲れていたけれど、自然が綺麗で落ち着いたし、明日も行くので、その予習にもなってよかったです。夜ご飯は、バターチキンカレーとナンを食べて、日本よりも美味しいと感じました。オレンジジュースも、日本ではあまり飲まないけど、シンガポールのジュースはとても好みでした。

4日目

シンガポール滞在最終日です。
今日も高2生全員が元気に集合できました。日本食が恋しくなったであろう一方で、「まだいたいなあ」との声も聞こえたきた4日目。

本日のミッションは、
①自分たちが計画したルートで、現地の学生との半日市内班別行動。
②チャイナタウン、カンポン・グラム(アラブ人街)、リトル・インディアン(インド人街)を歩いて様々なことを感じる。

まずは、シャトルに乗って、学生が待っているビボシティ駅へ。
対面の時は緊張をしながらも、元気で街中に飛び出して行きました。

9時に出発し、再集合は14時。各班、大きな袋を抱えながら、再集合場所のチャイナタウン 佛牙寺龍牙院に集まりました。

チャイナタウン、カンポン・グラム、リトル・インディアンそれぞれの街を歩きながら、あらためてシンガポールという国が多民族国家であることを感じることができました。それぞれの民族が上手にお互いを尊重しながら暮らしていくことの難しさと共に、それをうまくやり遂げているシンガポールの政策に学ぶことがたくさんありました。

最後に、クリスマスシーズンにしか見られないオーチャード・ロードのクリスマスイルミレーションを車窓から眺めながら、チャンギ空港へ。

チャンギ空港では、4日間お世話になった現地添乗員さんと最後の言葉を交わしました。名残惜しい時間でした。

23時55分のシンガポール航空SQ638便で、一路、日本へ。

3日目

滞在3日目。
今日も高2生は元気に出発できました。

本日のミッションは、
➀シンガポールマネージメント大学での講義を受け、自分たちで考える。
②みんなの念願が叶ったマリーナベイ・サンズの展望台にのぼり、シンガポール全体を感じる。
③事前アンケートNo.1だったシンガポール植物園を楽しむ。
④シンガポールの外食文化を味わう(フードコートとホーカーセンター)です。

➀シンガポールマネージメント大学は、シンガポール共和国第3の大学としてつくられました。街なかにあり、新しい大学です。ここでは英語でシンガポールの歴史と文化を学びました。大変だったと思いますが、生徒たちもプレゼンテーションを頑張り、後半では先生のジョークに笑ってしまう場面も。英語が得意な生徒も苦手意識がある生徒も頑張りました。

②世界的に有名なマリーナベイ・サンズ展望台については、団体での規制が厳しくなり、出発2週間前まで行けるかどうかわかりませんでした。しかし行けることになり、生徒たちの思いもより強い見学場所となりました。展望台には、様々な国籍の方がいらっしゃって、生徒たちも一緒になって写真を撮っている姿が印象的でした。近くでは、マリーナベイ・サンズの拡張工事の準備が始まっており、「次に来ることがあったら、景色はまた変わっているかもね」などと話していました。

③修学旅行人気No.1が、実はこの植物園でした。なぜ?と聞くと、「見たこともない色々な植物があり、きれいで、自分の目で見たかったから」だそう。癒されましたね。

④レストランやホテルブッフェでの食事が続いた生徒たちに、そろそろシンガポールの食文化を経験してほしくて、昼はフードコート、夜はホーカーセンター(安い値段で食べられる屋台や店舗がある屋外複合施設)にしました。自分たちで席をとり、お店を選んで食べている生徒の様子は、本当にたくましかったです。

今日も予定より早く終えることができました。団体行動にも慣れてきて、自分たちで先を見て行動しようとする習慣がついてきました。

2日目

シンガポール修学旅行2日目。
体調不良者もおらず、みんな元気に一日が始まりました。
今夜は夜景鑑賞があるので、特に天候が気になる日でしたが、晴れとなって一安心。

本日は
①マリーナバラージにてシンガポールの水事情をテーマにした学習活動
②シンガポールの御家庭を訪問するホームビジット
③シンガポールの夜景鑑賞
の3本だてでした。

特に生徒たちが朝からドキドキワクワクしていたのは、ホームビジットでした。

「コミュニケーションとれるかなあ」「英会話大丈夫かな」そんな思いを抱いていたようですが、帰ってきた生徒たちの顔を見ると、楽しさの中にもやりきったという充実した様子が伝わってきました。

その後の夕食では、生徒から様々な体験話を聞くことができました。6時間という短い中ではありましたが、本当に愛情深く様々な体験をさせてくださったシンガポールのご家族様に心からお礼を申し上げます。

以下は生徒のコメントの一部です。

・今日はホストフアミリーと一緒に行動し、現地の生活を体験することができたので、よかったです。英語がなかなかうまく伝わらなくても何か伝えようと、ジェスチャーも交えたり、友達と協力したりして頑張りました。シンガポールの御家族と触れ合えてとてもよかったです。

・初めてマーライオンを見ました。この目で見ることができてよかったです。ホームビジットでは、自ら積極的に質問をし、たくさんコミュニケーションをとることができました。帰りたくないくらい楽しかったです。夜景は一番楽しみにしていて、想像以上の美しさで本当に感動しました。たくさん英語を使って、コミュニケーションがとれ、ご飯も苦手意識を持たずにたくさん食べられ、とても幸せな1日でした。

・ホームビジットでは、みなさんが優しくて愛情を感じました。中国語だったので、難しかったけどジェスチャーも交え仲良くなれてよかったです。明日は、大学での学習があるので、今夜はしっかり休みたいです。

・マリーナバラージでは、シンガポールの環境について学び、水以外にも埋立や電気についての対策を行なっていることがわかました。

・緊張していたホームビジットは思っていたより何倍も楽しくてとても良い思い出がたくさんできました。マレーダンスやマレー語も教えてもらいました。

・ホストファミリーのお宅に行く途中で、市内の住宅とは違った雰囲気の住宅街を見ることができて勉強になりました。

・マリーナバラージでの英語解説は難しかったけど、環境の話のところは、掴めることができたように感じました。

・ホストファミリーと市内を歩きながら、シンガポールは暮らしやすい街づくりのために様々な工夫をしていることを実感しました。

明日は三日目。シンガポールという国を通じて、逞しくなっていく生徒たちの成長が嬉しいです。

1日目

定刻10時に日本をたち、シンガポール共和国・チャンギ空港に着いたのが、現地時間の16時40分。

気温は31℃。天候に恵まれ、高校2年生シンガポール修学旅行がはじまりました。

熱気を感じるのは、気温の高さだけではありません。国としての活気もあるからでしょう。

現地のガイドさんと挨拶を交わし、市内を巡りながらシンガポールを肌で感じていきます。

一日目の夕食は焼肉ブッフェ。
移動の疲れもどことやら。友人たちと楽しいひとときを過ごしていました。

修学旅行という名の旅が最後になるであろう彼女たちが、この5日間でどんな成長をみせてくれるか楽しみです。

■生徒のコメント(抜粋)

・初めてのシンガポールでドキドキな一日でした。CAさんとスムーズにコミュニケーションを取ることができ、イギリス研修の成果が出てよかったです。人生最後の修学旅行なので楽しみます。

・ガイドさんのお話がとても興味深かったです。一番印象に残っているのは家賃の話でした。また明日もたくさんの発見をして、元気に楽しく過ごしたいです。