Global Eco-Science School 世界につながる 科学する心、表現する力

Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

20190827始業式「体験することや経験することはどんな意味があるのか」校長

2019.08.27

校長室から

テーマは

「体験することや経験することはどんな意味があるのか」

これまでも「知ること」「考えること」「行動すること」を意識して学校生活を送ってほしいということを伝えてきました。体験や経験は「知る」ためにとても大切なことです。夏休み中にもいろいろな「体験や経験」をしたことでしょう。ただ「体験しました、経験しました」だけでは、幼稚園レベル。自分が選び取って取り組んだ「体験・経験」を通して、何を学んだか、自分がどう成長したかを振り返り、言葉で表現する(外化)ことができて、それが学びとなりあなたの進化の一段になります。

8月21日、22日に東京工科大学で全国から小中高大の先生方、企業の方、教育委員会や高官庁の方など約1000人の皆さんが参加して「未来のマナビフェス2019」が開催されました。このイベントでは2030年の社会を見据えて、その時代に生きていくあなたたちに対してどのような教育活動をそれぞれの場所でやるのかを参加者の皆さんで議論しました。私も、大妻嵐山の何人かの先生方と参加し、担当したセッションでは、工藤先生の授業を題材に、更にこの授業をよくするためにはどうしたらよいのかについて約200名の参加者の皆さんとワークショップを行いました。いろいろなコメントをいただいて、それらを参考に、工藤先生の授業もまた、進化してゆくのだろうと思います。

この会、全体で一番議論されたの「予測不能な時代を生きてゆく力をつける」には、私たちはどう考えるのかということ。最後のセッションで経済産業省の担当さんが「人生100年の時代を生きる社会人基礎力」について話してくださったことを皆さんに伝えます。夏休み中にも、アメリカ経済に連動した株価の急落、韓国との関係悪化などこれからの時代の先行を不透明にする事実が次々に起こっています。国の経済状況がますます厳しくなっても、その時代を生き抜いてゆける力を経済産業省が考え、また新しい概念を加えて再定義しているのです。

「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」この3つの力は、今大妻祭準備で皆さんが直面していることを乗り越えてやり抜くためには必須の力だと実感していると思います。またこの3つの能力に加え「どう活躍するか(目的)」「何を学ぶか(学び)」「どのように学ぶのか(統合)」の3つの視点も重要だとしています。そしてそれに加えてそれらを貫く「リフレクション(振り返り)」。

最初に、「体験することと、経験することはどんな意味があるのか」でお話ししたことと同じ、やることだけが目的でなくそれを通して何を学びどんな力をつけこれからその力をどう行動に結び付けるのかを外化するために「リフレクション(振り返り)」が必須です。2学期はいろいろなイベントがあり、学習も深化する学期です。体験や経験を繰り返し、振り返り、あなたたちの能力を進化させるチャンスにしましょう。

始業式の後は、今日から大妻嵐山で一緒に過ごす留学生の紹介と帰国生による発表がありました。留学生は3名おり、アニータさん(スイス)と、マリアナさん(スペイン)、フェデリカさん(イタリア)です。来年の夏まで滞在し、皆と一緒に学びます。