Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

カンボジア研修(現地からのレポート)

■現地レポート⑥

いよいよ今日でカンボジアで活動する最終日となりました。

午前中は上智大学の三輪先生のご協力のもと、アンコールワットの西参道の修復現場を見学しました。

長きに渡り、様々な課題に対して真摯に取り組んでこられた修復作業もいよいよ大詰めです。今年中には完成し全面開通するようです。来年のカンボジア研修では西参道の左側を一歩一歩ゆっくりと歩きたいと思います。

キリングフィールドにも訪れ、ポルポト政権時代に行われた大量虐殺がどのようなものであったかが勉強できました。

■現地レポート⑤

カンボジア国内には、ゴミ山が全部で5ヶ所あります。

午前中はそのうちの1つアンルンピー村に訪問しました。ゴミ山にはペットボトルなどを拾うことで収入を得る子供や大人がいます。

ゴミを分別する習慣はまだまだないので、注射針などのような危険物で怪我をすることもあります。安全でかつ安定した収入を得る為にも、バナナの木から紙を作るバナナペーパー工房の見学をしました。

午後にはコミュニティースクールに訪問しました。アイルランドから来られたボランティア団体の方もいて、準備した遊びに加えて、綱引きなどして沢山の子供達と触れ合いました。

 

■現地レポート④

4日目となり、疲れも溜まってきたかな?という心配もよそに、今日も全員が元気に活動できました。

日本語学校(国際日本文化学園)のアジア先生のご協力を頂きながら、午前中は地元の嵐山ときがわライオンズクラブが設立した小学校を訪問しました。

小学6年生を対象に長縄跳び、花一匁、紙コップ、折り紙、あやとり、お箸をやりました。生徒たちは汗だくになりながらも一生懸命に教えた甲斐もあってか、小学生からとても好かれ、別れ際を惜しむ様子も伺えました。

言葉は通じなくても生徒たちの気持ちのこもった誠意のある振る舞いが良かったのではないでしょうか。午後はオールドマーケットの見学と2回目の日本語学校へ訪問しました。

日本の生徒だけでなくカンボジアの学生と楽しい時間を過ごし、多数の先生方の愛情溢れる授業にとても感動しました。

 

 

■現地レポート③

今日は春分の日ということもあり、カンボジア国民にとっても重要な日です。

カンボジアの王様も、朝早くからアンコールワットに来られるようで、昨日以上に厳戒態勢が敷かれていました。
午前中はアンコールワットで日の出を鑑賞し、ベンメリアへ行きました。昨日のような修復作業をしなければ、様々な遺跡がベンメリアのようになってしまうかと思うと、修復作業の重要性を再確認できました。

午後にはCMACに訪問し、戦争の悲惨さと今でもカンボジア国内に沢山残されている地雷について学びました。夕方から日本語学校に訪問し、小さな子どもから大人までの学生に日本語の勉強のサポートをして盛り上がり、色々と質問を受ける生徒もいてとても楽しそうでした。

■現地レポート②

本日から本格的に研修の始まりです。

午前中はJSA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)の成井さんとバイヨン寺院修復体験と見学をしました。JSAが創立してから29年目となるそうですが、まだまだこの先、気の遠くなるような作業があることを実感しました。カンボジアの為に何か協力できることはないかと考えても、答えもない様々な課題を抱え、ただただ胸が痛いばかりです。

午後はタプローム、アンコールワットを見学しました。どちらも共に有名な世界遺産ではあるものの、午前の研修内容も踏まえ考えてみると「綺麗」、「素敵」などの一言では終われないような気がします。研修に参加した生徒のこれからの課題となりました。

■現地レポート①

3年ぶりとなったカンボジア研修がスタートしました。

今日は成田からベトナムのハノイを経由してアンコールワットのあるシェムリアップに到着しました。

現地の気温は毎日36°近くまで上がり、日本の夏のような気温です。

これから6日間、現地でカンボジアの発展に日々ご尽力されている様々な方のご協力を頂きながら活動して参ります。