12月2日(土)、「コタカ先生を偲ぶ日」に校内放送した、生徒会長(高校2年 髙野 文音)からのメッセージをご紹介いたします。
なお、生徒会長の髙野さんを含む高校2年生は、今朝早くから修学旅行でシンガポールに出発しているため、生徒会副会長の戸巻 七美さん(高1)が代読を務めました。
皆さんごきげんよう。
生徒会長の髙野文音です。
全校生徒の皆さん、1月3日は何の日かご存知ですか?
この日は大妻学院の創始者である、大妻コタカ先生の命日です。
本校では1月3日が冬季休業中のため、1ヶ月前の12月3日を「コタカ先生を偲ぶ会」としています。
私は、コタカ先生の考えを代表するものとしてやはり、校訓である「恥を知れ」があると思います。
自分自身の行動に対して恥を感じるようなことがないように、常に自分の行動に責任を持つようにという、自己責任と「自分自身の行動や状態を客観的に振り返ること」であるリフレクションを行うことが重要なのではないでしょうか。
また、周りの人からの恥を知れという言葉ではなく、自分自身が自分の行動を意識するということは社会において自立した人間になるために必要な条件であると思います。
女性が社会に出ることが少なかった時代にこのような先を見据えたお言葉にはとても驚かされるものがあります。
今後、政治や経済などのジェンダーギャップ指数が低い分野に関して、女性がより進出するために「先を見据えた目線」が大切ではないでしょうか。
大妻嵐山でこの目を養い、建学の精神である「学業を修めて人類のために」の通り、社会に貢献できる女性になっていきましょう。
そのためにもまずは周りにいる友達をはじめとする、先輩、後輩、先生方とより良い関係を築き、成長していきたいと思います。
さて、皆さんは普段、コタカ先生の教えを思い出すことがあるでしょうか。
今日を機に1日に一回、1週間に一回でもコタカ先生に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
この「コタカ先生を偲ぶ会」が意味のあるものになれば幸いです。
最後になりますが、コタカ先生に関する本が図書館に置いてあるので、ぜひ読んでみて下さい。そして,コタカ先生の教えを胸に日々の生活を送りましょう。
ご清聴ありがとうございました。