Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

焼き菓子作るぞ!販売するぞ!(食物同好会の挑戦)

食物同好会では、9月7日(土)・8日(日)に開催を予定している「第55回 大妻祭」において、焼き菓子の販売を計画しています。

この取り組みでは、単に既製品のお菓子を販売するのではなく、焼き菓子の原料となる茶葉の収穫から携わり、茶葉の加工や販売に至るまでの過程も自分たちで実際に体験し、多くの気付きや学びを得る機会とすることを目指しています。

理科の西川先生のご自宅(日高市)で茶畑を管理しており、西川先生のご厚意により、茶摘み体験をすることになりました。

6/2に食物同好会と有志のメンバー6名で訪れ、茶葉の見分け方や茶摘みの方法を教わった後、1時間ほど茶摘みを行い、6人合わせて2キロほどの茶葉を収穫することができました。

収穫までは順調に進んだものの、茶葉から抹茶にする工程がなかなか上手くいかず、茶葉を乾燥させる段階で発酵させてしまい、烏龍茶のような茶葉になってしまいました。

試行錯誤を重ね、電子レンジで茶葉を乾燥させると短時間でスムーズに乾燥させることができるようになり、石臼を使って茶葉をすりつぶすことなども体験できました。

参加した生徒は、自分たちの力で抹茶ができたことにとても喜び、達成感を味わうとともに、今後の試作づくりに対しての探究心もより一層強くなったように思います。

今後は、「抹茶の香りをより引き立てるためにはどうしたらよいのか?」「きれいに焼くためには?」など、さまざまな疑問や課題をクリアしていきながら、本番となる9月の大妻祭に向けて、商品としての完成度を高めていきたいと考えています。

お楽しみに!

■茶摘みを行った生徒のコメント

初めのうちは1芯2葉の場所を見つけるのが大変でしたが、次第に柔らかい茎のポイントがつかめてくると、スムーズに収穫することができ、とても楽しかったです。