Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

大妻嵐山中学校「合唱祭」(開催報告)

11月8日(土)、近隣の国立女性教育会館(ヌエック)において、令和7年度「合唱祭」を開催しました。

クラス合唱では、日々の練習の成果を発揮し、会場いっぱいに歌声が広がりました。各クラスとも指揮者や伴奏者を中心に練習を重ね、本番ではより一体感のある合唱を披露することができました。

また、クラス合唱の後には、コーラス部による模範演奏に続き、本校卒業生である梶川 なるみさん(ソプラノ)にもご出演いただき、美しい歌声と温かいメッセージで生徒たちに大きな感動と励ましを届けてくださいました。

開催にあたり、準備や運営にご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

以下は、各クラスからのコメントです。(当日の次第より抜粋)

・中学 1年A組(この星に生まれて)

皆さんこんにちは。私たちのクラスは「この星に生まれて」という曲を合唱します。この曲は地球の美しさや、同じ星に生まれた人々が共に夢を叶えようとする願いが込められています。私達も夢に向かって頑張っている最中です。一人ひとりの気持ちや声を届けられるように日々練習してきました。ソプラノ、アルトの音程が合わなかったり、リズムのズレや合唱祭が初めてという緊張感がありましたが、みんなで心を一つにして協力してきました。ソプラノとアルトのハーモニーが聞きどころです。仲間と一生懸命作り上げた曲をぜひお聞きください。

・中学 1年B組(空高く)

私達が歌うのは、山崎朋子さん作曲の「空高く」という合唱曲です。この歌には、日々の中に隠れた小さな幸せを感じることの大切さなどが歌詞で表現されています。聞いた人が思わず魅了されてしまうような歌声を目指し、みんなの心を一つにし、練習を繰り返し行いました。私達は、ピアノが奏でる美しいメロディー、指揮者、アルト、ソプラノのそれぞれの良さを出しつつ、まとまりのある合唱を作り出すことができました。初めての1年B組での合唱に気持ちを込めて挑みます。空のように高く夢に向かって歌います。「空高く‼」

・中学 2年A組(マイバラード)

私たちの注目してほしい所は、一人ひとりの声が重なり合って生まれる、澄んだハーモニーです。練習の中では、思うようにアルトとソプラノの声が合わず、苦戦した時期もありました。しかし、仲間と支え合い、たくさんの壁を乗り越えて今日この舞台に立っています。私たちの歌声が、皆さんの心に温かく響くことを願っています。心を込めて歌いますので、短い時間ですが、私たちの合唱をお楽しみください。

・中学 2年B組(地球星歌)

私たちは、「地球星歌~笑顔のために~」を歌います。この曲は、ソプラノの優しく透き通るようなハーモニーとアルトの落ち着いた安心感のある温かさが重なり合う、美しいハーモニーが特徴です。練習では、2つのパートの重なりや声量のバランスを意識しながらパートリーダーを中心に、一生懸命、そして楽しみながら取り組んできました。この曲の歌詞に出てくる「まだ見ぬあなたの笑顔のために」という部分から、クラスのみんなの笑顔が溢れるようにという思いを込めています。仲間と心をひとつにして精一杯歌います!

・中学 3年A組(未来へ)

私たちが歌う曲は『未来へ』です。この曲は、未来への励ましをテーマにした、未来へ前進する力をくれる優しく心に響く曲です。曲中に、「母がくれたたくさんの幸せ 愛を抱いて歩めと繰り返した あの時はまだ幼くて意味など知らない」という歌詞があります。年を重ねるごとに、身近な人からのありったけの愛情をもらえることは、とても幸せなことだと気付かせてくれました。中学3年生らしく、高校生になる第一歩としてふさわしい曲だと思い、クラスのみんなで選びました。今年は、クラス曲と学年合唱で別の曲を歌います。2曲を並行して練習していたので、ハモリや掛け合いなどが難しく、実技試験でうまくいかないこともありました。しかし、中学最後の合唱祭なので、今までで1番綺麗で、心に響く合唱をお届けできたらいいなと思います。ぜひ、歌詞やハモリ、掛け合いに注目して聴いてください。

・中学 3年B組(糸)

私たちの合唱曲は「糸」です。映画やドラマの主題歌にもなっていたこの曲では、「私」や「あなた」を「糸」に、人との繋がりを「布」と例えています。人々の出会いによって、織りなされる人との繋がりやその中で味わう迷いや喜び、そして、その繋がりから幸せや縁を感じるという曲だと感じました。「逢うべき糸に出逢えることを人は幸せと呼びます」という歌詞のように、みんなと出会えたこと、全てのことに幸せを感じ、感謝し、歌おうと練習してきました。特に、サビのハモリの部分をたくさん練習し、よりクラスの中で一つになれるように頑張ってきました。中学3年間の最後のクラス曲なので、全員で綺麗なハーモニーを響かせられるように心を込めて、一生懸命歌います。

・中 3学年合唱(ふるさと)

この曲は人気グループ、嵐が歌っている代表的な歌の一つです。故郷や家族への感謝の気持ちと、そこに戻りたいと言う願いを美しく描いています。ここにいる一人一人が、家族への感謝の気持ちを込めて一生懸命歌います。3年生全員で歌う最後の合唱祭となります。私たちのメッセージが皆さんに少しでも届けば幸いです。

 

・コーラス部(中学・高校)演奏

・ソプラノ 梶川 なるみ さん
(ピアノ伴奏 吉沢 麻衣 さん)

 

■プロフィール
ソプラノ 梶川なるみ
(大妻嵐山中学校 卒業)東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業後、現在は同大学大学院音楽研究科声楽専攻修士課程に在籍。2021年第67回藝大オペラ定期公演において、モーツァルト《魔笛》で童子役としてオペラデビューを果たす。2024年6月「東京藝術大学奏楽堂モーニングコンサート」では、現田茂夫氏の指揮する藝大フィルハーモニア管弦楽団のソプラノソリストに抜擢され、オーケストラをバックに独唱。現在埼玉県を中心にアンサンブルグループ「celeste」のメンバーとして演奏活動に力を注ぐ。