Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

人はどうして学ぶのか。第3回「論語講座」開講

1月30日(水)、本校小講堂にて第3回論語講座が行われました。
大妻嵐山中学校・高等学校では、年に3回各学期ごとに論語講座を開講しています。講師は「銀座寺子屋こども論語塾」、「斯文会・湯島聖堂こども論語塾」等で論語講義をなさっている安岡定子先生です。

安岡先生は、都内の講座以外に宮城県塩竈市や茨城県水戸市、京都府京都市など全国各地で23の定例講座を行い、幼い子どもたちやその保護者に『論語』の講義をされています。

今回のテーマは、

人はどうして学ぶのか。

を考える場として講義をしていただきました。講義の中に出てきました『節分』。季節の節目ということで『昔は節分が4つあった』とお話がありましたね。現在は2月3日のみですが、季節を説明する際にが重要になってくることも分かりましたね。

また、安岡先生は、『これからの社会、AIが進歩し、さまざまな国の人たちと協力していくグローバル社会がやってくる。その時に自分の母国のことを話せるようにしておいた方が、人として幅が広がる。』ともおっしゃっていました。なぜ、日本の正月は家の前に門松を出し、鏡餅を設えるのか。他にも日本ならではの風習がたくさんありますね。
ここでは一つずつ並べませんが、季節のこと、風習のこと、卒業するまでにたくさんのことを経験して説明できるように心掛けていきましょう。

今年度の論語講座は、今回で終了となりましたが日本ならではの風習が分かったら、ぜひ担任の先生に教えてください。最後に論語を通じて好きな章を一章紹介します。

子曰わく、仁(じん)に里(お)るを美(び)と為(な)す。択(えら)びて仁に処(お)らずんば、焉(いずく)んぞ知なることを得ん。

思いやりや気持ちを、自分の心の真ん中に置いて見ましょう。そして、どんな時にも忘れないようにしましょう。そんなふうに心掛けていると、きっと素敵な人になれるはずです。

次年度も保護者の皆様のご参加も可能ですので、お待ちしております。

第3回論語
第3回論語
第3回論語

第3回論語