Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

キャリアスタディ同好会の活動紹介

2020.05.08

キャリアスタディ同好会とは・・・

私たちキャリアスタディ同好会は、さまざまなテーマに取り組んでいます。

自分たちにできること

2月6日にトルコで大地震が発生してから約3ヶ月が経過しました。

マグニチュード7.8の大地震は、トルコ南部で16万以上の住宅や職場、多くの施設を破壊し、国全体では6万人以上の尊い命が失われました。各地では復興作業が進められていますが、被害は大きく車が通れるように道路を整備するのが精一杯の状況です。

キャリアスタディ同好会では、トルコ・シリア大地震への募金活動を行い、4/30に集まった募金を東京ジャーミィに寄付をして来ました。

東京ジャーミイは、東京都渋谷区代々木上原にある、日本最大のイスラム教寺院(モスク)で、礼拝を行うための場となっています。1階にはイスラム教(回教)やトルコの文化を紹介するトルコ文化センターが併設されています。

募金を持参した旨を伝えると、イマームやインターンの方がいらして色々なお話をしてくださり、生徒たちも懸命にメモをしたり質問をしたりしていました。

また、日本語ガイドツアーにも参加し、イスラム文化についてお話を伺ったり、祈りの様子を見せていただいたりして、とても充実した1日となりました。

募金活動にご協力くださった皆様、ありがとうございました。





 

高校生G7サミット2023に参加

過日、キャリアスタディ同好会の新高校2年生が、高校生G7サミット2023に参加しました。

この集まりは、G7/G20 Youth Japan  が企画運営しているもので、G7広島サミット開催に際し、高校生が国連大学、およびオンラインで集い、国際課題に係る議論を通じて政策提言書を作成し、4月9日開催のY7サミット(G7広島サミットの公式付属組織)公開イベントにてG7各国青年代表団に提出する、というものです。

なお、担当議題は事前に与えられたテーマの中からそれぞれが選び、当日までにリサーチペーパーを読み込んでの参加となりました。生徒は事前によく勉強して臨み、充実した1日となったようです。

この様子はNHKでも紹介されました。
>放送の様子はこちら(NHK)

(0:35の辺り、左端に映っている2名が本校の生徒です)

以下、参加した生徒の感想です。

■高校2年 鈴柿花帆
今回初めて高校生G 7サミットに参加しましたが、関東圏はもちろん、関西から来ている人もいたため普段はできない交流ができてとても楽しかったです。
私が担当したテーマである平和と安全保障では、高校3年生を中心とし、同じ年代の人たちと情報交換やより良い政策提言のためにアイデアを出し合いました。
自分では得られないような知識や考えに触れることができただけではなく、自分の考えを相手にどのようにわかりやすく説明するか、今の状況を整理して目的に向かえるように整理するなど、普段の活動でも必要になるスキルを学ぶことができました。
学校では距離を置かれがちなSDGsや日本の政策などを今まで調べてきた知識や考えを伝え、共有することが何よりも嬉しかったです。
今自分たちが思っている事を同年代の人たちと伝え合い、まとめた一つの政策提言書に自分も加わることができてとても嬉しかったです。
この会議で学んだスキルや知識を活かし、これからの学校生活やキャリアの活動を充実させられるように頑張ろうと思います。

■高校2年 中嶋莉子
当日は、「平和と安全」に関する現状把握・間題点指摘、そこから解決策を具体化し最終的には政策提言文言を作成するという流れでした。

作成した制作提言文言は、今年の夏に広島で開催されるG7首脳会議に提出されるため、ユースの代表のひとりとして今回携われたのはとても貴重でした。

リモート形式で参加可能なこのご時世で、わざわざ会場まで東北や関西圏から足を運び、是が非でも世界を動かしたい、サミットで訴えたいという同年代の方の熱い思いに圧倒されました。

また、異なった視点からの意見を聞くことで、各々の問題に対して考えを俯瞰することができました。
私が特に興味が広がったのは、マスメディアの偏った報道でした。

例えば紛争について考えると、いったいいつから始まったのか分からない中東のアフガニスタンやアフリカには一切の関心がなくなり、話題性のあるものしか取り上げられなくなりました。

今この時も罪のない子供の命が奪われています。ロシアとウクライナの戦争はちょっとしたボタンのかけ違いで、お互いを歩み寄れず引くに引けない戦争にまで発展しています。

戦争を止めるどころか、アメリカを始めとする先進国が軍事支援という名の戦争に加担しています。そういった違いから、世界大戦になりかねないと懸念している人も多いのではないでしょうか。

私はもともと国際情勢に興味があるので、今回のサミットを通して、より一層の関心を深められたと思います。日本で環境問題、紛争、国際関係に関心があると言うと、「一個人で世界を動かせるわけない!」と周りの人から冷ややかな目で見られがちです。

小さなことから始めよう、私たちの思いを届けたいんだというのがとても印象的でした。

また、よくニュースの映像で見るように、海外では専門家でもない若者や大人でさえ「クライメイト・チェンジ」というビラを掲げながら抗議運動をするのはごく普通の光景です。

今後、日本でもそのような意識改革が必須だと思います。

 

英語劇に出場し、野村杯を受賞

11月16日(水)に、三芳町文化会館にて行われた「第57回埼玉高等学校 英語劇発表大会」に、キャリアスタディ同好会(英語劇)の生徒たちが出場、”Girls Like That”を演じ、野村杯を受賞しました。

また、個人の賞として、高校2年の佐藤史織さんがBest Performerに選ばれました。

この劇を成功させるために、演者のみでなく大道具や照明を含むすべての生徒が放課後も遅くまで残り一丸となって練習しました。大会直前には、昼休みや放課後はもちろん、休日なども練習に費やし、その努力が今回の結果に見事に結びつきました。

大道具で大変お世話になった用務員の皆様、応援して下さった先生方、本当にありがとうございました。


 

海外の学生とオンライン交流

キャリアスタディ同好会では、中米の国、エルサルバドルの中高生と定期的に交流をしています。

相手の学校は、首都サン・サルバドルにあるCentr Escolar Católico Corazón de Maríaという学校で、キャリアスタディ同好会の顧問を務める淺沼先生の友人がいらっしゃることから交流が始まりました。

日本との時差が15時間ほどあるため、普段は動画での交流が主ですが、この夏休み期間を利用して、昨年に続いてエルサルバドルの夕方(日本では朝)に合わせてのオンライン交流会となりました。

限られた時間ではありましたが、お互いの国や学校の様子などを話し合い、楽しいひとときを過ごしました。