Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

H30学校経営計画とAL研修会

2018.07.05

校長室から

4月当初の職員会議で示した学校経営計画に従い、大妻嵐山でのALの実践と研修会が始まっています。
11月3日には、溝上慎一先生の基調講演をいただきながら授業公開研究会を実施します。
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学校経営計画(本校の重点課題)
1学力の向上←授業力の向上(基本的授業力の向上と、ICT活用、AL活用)
 
新学習指導要領の根底「主体的で対話的な深い学び」実現のため、AL的要素を授業の
20%は取り入れることを目標とする。教科の特性によっては(英語、理科、実技教科などそもそも生徒の身体活動が指導の要点としてこれまでも実施されてきていることは当然)
*3月に東京大学を会場として開催されたアクティブラーナーズサミットで登壇された各学校の取り組みを参考にしました。

2 素直で強く人を思いやる心の育成←大妻精神の徹底、多様性受容の涵養
3 生徒が達成感・自己肯定感を持つこと←良さを見つけて伸ばす
4 嵐山の教員の学習指導力、生徒指導力、進路指導力、危機管理力への信頼感を向上させること
5 生徒募集、進学実績の向上
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理事長から:拡大常任理事会4月
1研究の位置づけをきちんとやる
2グローバル化に対応して、教育内容をどう改革するか
3中高:4校の個性を最大限伸ばし、大学入試で成果を上げる→学部と中高と連携
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1 育成を目指す生徒像
「学芸を修めて人類のために」貢献する人材となる生徒
*校訓「恥を知れ」をどのように生徒に伝えるか
( ALで)                                     )
 すべての教育活動がこれにつながり、生徒像の育成につながる
 
平成30年度1学期始業式で生徒に伝えたキーワード
〇自分の良さを見つける
〇授業が勝負、授業で勝負

2「学芸を修めて人類のために」貢献できるひとになるためには力がなければならない
その力はなにか
それを以下の場面でどのようにつけるか
(1) 授業
(2) 部活動
(3) 学校行事
3 教職員一人一人の個人の努力と、チーム(組織)としての動き
(1) 個人の努力→指導力の向上
(2) 組織として教育活動を行うための情報共有←職員室での執務
職員一人一人の努力のベクトルが、チームのベクトルとなり、学校の力となる

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今年度のAL研修会が始まっています。日々の授業実践に加え、11月3日に予定している公開授業研究会に向けての準備も始まっています。
以下は指導者の成田先生からのメッセージです
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次回の研修会に向けて、授業案の作成をお願いします。その際、次のことにご配慮ください。

1知識・技能の習得
〇内容:当該授業で身につける知識・技能はなにか
〇方法:それをどのように身につけさせるか
〇評価:身についたかをどのように確認するか
・講義で知識を伝えることは大切ですが、講義の内容が定着できているか、授業内でどのように確認するのかという点に留意してください。
・このことをアクティブラーニングの観点から言えば、「認知過程の外化」になります。授業を聴いてわかったつもりでいる生徒が本当に分かっているのかをどのように確認するのかということです。

2思考力・判断力・表現力
〇習った知識を活用して問題を解くプロセスで、何をどのように考えさせ、判断して解答させるのかを明確にしてください。
・「学びみらいPASS」の結果から見えてきたことは、社会的な力であるコンピテンシーや地頭の良さを示すリテラシーは高いが、教科学力が本来の学ぶ力の割には伸びていないということです。
・習ったことを覚えさせるだけでなく、自分で考え、試行錯誤して解答するというプロセスを通して、模擬試験の問題や入試問題で得点が取れる力をつけるには、自分の授業でどのようにしたらいいかを明記してください。

3実技系の先生方へ
・実技の授業の中で培った協働性や主体性を、座学が中心となる教科の中でも発揮できるという観点からもお考えください。

オール嵐山で学力を伸ばしていきたいと思います。