Otsuma Ranzan Junior and Senior High School

【高校生】誓いの言葉

柔らかな春の日差しに包まれ、草木が芽吹く季節となりました。
本日は、私たち新入生のために心こもった入学式を挙行していただき、御礼申し上げます。
あこがれの制服に身を包み、これから始まる高校生活の期待に胸をふくらませ、大妻嵐山高等学校の生徒としての第一歩を踏み出しました。
私は、中学生になった頃からこの学校に関心を持ち、学校説明会やオープンスクール、文化祭に参加させていただきました。オープンスクールでは、英語の授業を体験し、コミュニケーション活動の楽しさを知ることができました。また、校長先生の「これからの将来は、自らの力で生きていける女性に託されている」というお話を聞き、この学校で学びたいという意欲がさらに高まりました。

私自身の中学校生活を振り返ってみると、体育祭では仲間のあたたかさを感じ、お互いに支えあい、優勝をつかみ取ることができました。合唱コンクールでは、指揮者として初めは不安でしたが、級友の励ましと歌声に勇気づけられ、自信を持つことができました。勉強と部活では、継続して努力することで、努力した分だけ結果が得られるということを実感しました。このことを踏まえて高校ではさらに経験を積み、何事にも目標をもって取り組んでいきたいと思います。

現在、新型コロナウィルスが世界で猛威をふるい、人々の生活を脅かしています。私の中学校では三月二日から休校になり、卒業式も縮小され寂しさを感じました。今なお感染が広がっていますが、治療薬がなく、社会の混乱が続いています。

このような状況の中、私たちは高校生活をスタートさせました。本校の建学の精神である「Arts for Mankind」学芸を修めて人類のために貢献できる立派な女性を目指して、勉学に励んでいきたいと思います。また、私たち一人ひとりの持つ「夢と希望」の実現に向けて努力する決意です。慣れない環境に戸惑うこともあると思いますが、先生方、先輩方どうかあたたかくご指導くださいますようお願い申し上げます。
最後となりますが、私たち新入生一同は本校創立者である大妻コタカ先生の「恥を知れ」というお言葉を胸に刻み、お互いに助け合い努力していくことを約束し、誓いの言葉とさせていただきます。

令和二年四月十一日

新入生代表 鴻巣市立吹上北中学校出身
田村 由依